英国で実証実験開始…世界が注目するベーシックインカム – 日本でも導入される可能性は？

英国でベーシックインカム実証実験を開始

ベーシックインカムの特徴

そもそもベーシックインカムとはどういったものなのでしょうか？

ベーシックインカムは世界的に導入が議論されている社会保障制度の一つで、国民一人ひとりに対して生活する上で必要な現金を支給するものです。

海外を見てみると、ベーシックインカムを本格導入している国はまだ数えるほどしかありません。アメリカやドイツ、イタリア、オランダなどで一部実験的に導入されている状況です。

上記の国で一部導入されているとはいえ、支給条件など何かしらがあるため完全にベーシックインカムとはまだ言い難い状況のようです。

個人の力ではどうすることもできないこうした有事の際、ベーシックインカムのような制度が整備されていれば、多くの国民の生活を守り、命を救うことが期待できます。

日本でも導入される可能性は？

他国でも直面している様々な問題ですが、日本でもベーシックインカムを導入する余地はあるのか気になりますよね。

結論を先に言えば、日本におけるベーシックインカムの導入は難しいといえます。その理由は財源問題の解決の見通しが立たないためです。

日本の国家予算は５分の１が国債の利払いや返済に充てられています。その一方で、１年間の国家収入である歳入の３分の１強が国債による借入で賄われています。

財源や社会保障の一本化を実現できる見通しが立っても、社会に関する大きな変革を実行する前には選挙で民意を問う必要があります。そのため、少なくとも大規模な国政選挙後でなければ実施困難だといえます。

なかなか日本ではすぐに導入するのは課題も多く難しいようで、今後他国でどのように動いていくのか要注目ですね。

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